福島第一原子力発電所廃炉・汚染水対策の役割分担図
廃炉支援部門の事業概要
1. 廃炉の主な課題に関する具体的な戦略の策定
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に関して、国内外の専門家を集め、「溶けて固まった燃料(燃料デブリ)の取り出し方」「廃棄物の取り扱い」 など、主な課題について中長期的な戦略を立て、廃炉作業を支援します。
あわせて、汚染水対策など、政府と東京電力による現下の重要課題への取り組みに対して技術的支援を行います。
2. 研究開発の企画・進捗管理
福島第一原子力発電所のような過酷事故を起こした原子炉の廃炉は、世界にも前例がないため、新たな技術やシステムの研究開発も必要です。
そこで、現場の廃炉作業が遅れないよう、必要な研究開発を計画的に進めるための企画や進捗管理、評価を行います。
3. 廃炉等積立金制度に基づく東京電力による廃炉実施の管理・監督
廃炉等積立金制度に基づき、東京電力による廃炉の実施を管理・監督します。
4. 情報の提供
事故炉の廃炉対策を通して得られた知見・情報を幅広く提供するとともに、地域・社会との双方向コミュニケーションに取り組むことにより、福島第一原子力発電所の現状に関する理解促進を図ります。